ラボってみた

キーボード配列カスタマイズのススメ

今回は、私がオススメするキーボード配列カスタマイズについてです。

キーボード配列カスタマイズとは?

キーボードを刻印のままに使うなんてもったいない!
さまざまな歴史的かつ政治的な事情により、キーボード配列は”少し残念”な配置になっています。

実は、みなさんが普段使っているQWERTY配列のほかにも、
DVORAK配列、NICOLA親指シフト配列など様々な配列が存在します。

一般的なQWERTY配列
qwerty
QWERTY配列 – Wikipedia

英語圏でまれにみられるDvorak配列
def161021_663
Dvorak配列 – Wikipedia

日本語入力しやすい。JISかな入力と違って上段(数字キー)を利用しない。
oasys100
親指シフト – Wikipedia

タイパーがよく使っている。
SKY配列 – Wikipedia

これらの日本語入力配列は、一般的な配列よりも後に策定されたため、
入力効率がとても良いです。

ちなみに私はNICOLA親指シフト配列をカスタマイズしたものを使っています。

今使っている配列を上記の配列に切り替えてしまう方法もありますが
変更するキーが多くなるため、設定するのも覚えるのも大変です。

今回は、簡単にできるチョイ配列変更の方法を紹介します。

利用するフリーソフト

まずはキーボード配列を変更するためにフリーソフトを導入します。

Windowsの場合は、のどか(窓使いの憂鬱)、またはAutoHotKey をオススメします。
「のどか」 – README

Macの場合は Karabiner(KeyRemap4MacBook)一択だと思います。
Karabiner – OS X用のソフトウェア

のどか は、 .nodoka という設定ファイルを記述することで配列を変更します。
AutoHotKey は、 .ahk というスクリプト言語のRemap構文で配列を変更します。
Karabiner は、 private.xml というXMLを記述することで配列の変更ができます。

オススメのチョイ配列変更

ということで私のオススメのチョイ配列変更を3つご紹介します。

(1) 左親指BS、右親指Enter

みなさんは英語キーボードと日本語キーボードどちらが好きですか?
弊社では、英語キーボードを愛用している人がたくさんいますが、私は圧倒的に日本語キーボードです。

なぜ日本語キーボード?
キーの数が多いからです。
もっといえば、左右の親指をまともに活用しようと思ったら日本語キーボードしかないんです。

たとえば、ピアノを演奏するときには親指から小指まで5本の指すべてを使って演奏しますよね。
しかし、キーボード入力をするときは親指はスペースキーを押すことにしか利用していない人が多いのではないでしょうか?

もったいない!

親指は5本の指の中でももっとも太くて、可動域の広い指です。

こんな良い指を使わないなんてもったいない!

default
※ 画像はごく一般的な日本語キーボード

ということで、利用頻度の高い バックスペースキー と エンターキー を 無変換キー と 変換キー に割り当てます。
(バックスペースとエンターは利用頻度の高さに比べて、右側の押しにくい位置に配置されているため、ホームポジションで打てるように移動してしまうという考えです)
bsenter

Karabiner private.xml

この設定だと、BSは通常のバックスペースキーとしての動作に加えて、同時押しをしたときにはコマンドキーとして、Enterキーはエンターとしての動作に加えて、シフトキーとして動作します。かなり便利です。

(2) SandS

ControlキーやShiftキーなど、他のキーと組み合わせて打鍵することで特別な機能を呼び出すキーを モディファイアキー と呼びます。
Windowsキーなど、単体で押したときにはスタートメニュー表示の機能、組み合わせて打鍵することで別の機能を呼び出すキーを ワンショットモディファイアキー と呼びます。

上記以外のキーでも、たとえばスペースキーなどが同じように同時打鍵に対応したら、便利だと思いませんか?

ここではキー配列カスタマイズ界隈で、ポピュラーなSandS(スペース アンド シフト)というものを紹介します。
名前のままで スペースキーがシフトキーを兼ねるというものです。

私はSandSで大文字を打ちやすくする代わりに、数字キーをホームポジションに割り当てています。

sands

Karabiner private.xml

(3) デュアルカーソル

みなさん Altキーは使っていますか? 私はそこまで利用頻度が高くないのでカーソルキーを割り当てます。
(Altキーを使っているという人も、本来のAlternate キーとしての利用頻度はそこまで高くないはずです。
キーボードショートカットで使っているという人は、キーボードショートカットのほうを別のキーに割当ててしまいましょう。それがキーボードカスタマイザーというものです)

dualcursor

Karabiner private.xml

上記の他にもいろいろなキーカスタマイズ文化があります。
まずは簡単な設定を取っ掛かりに、配列道に進みましょう!